NVIDIAの大型発表&かわいいロボット

さらに、エージェンティックAIがインフルエンサーマーケティングにまで進出

Author

Jack Lajoie
March 19, 2025 • 読了時間4 minutes

⚡️ 見出し

🤖 AI

AIチャットボットはマーチマッドネスのブラケット予測に苦戦 - 技術の進歩にもかかわらず、AIチャットボットは依然として正確なマーチマッドネスのブラケットを選ぶには信頼性が低い。

NvidiaとGoogle DeepMindがDisneyのエンタメロボットを強化 - NvidiaとGoogle DeepMindがDisneyと提携し、次世代エンターテインメントロボットの表現力と機能性を向上させる物理エンジン「Newton」を開発中。

Google、Geminiに新たなコラボ機能を追加 - GoogleのGeminiプラットフォームに「Canvas」と「Audio Overview」機能が追加され、コラボレーションと創造性が向上。

MetaのLlama AIモデルが10億ダウンロードを突破 - MetaのLlama AIモデルが累計10億ダウンロードを達成し、AIの普及とアクセス性の向上において大きなマイルストーンに。

Nvidia、DGX Spark Station AIスーパーコンピューターを発表 - NvidiaがGraceとBlackwellアーキテクチャを搭載した新型AIスーパーコンピューター「DGX Spark Station」を発表し、AI研究と応用の加速を目指す。

AdobeのAIエージェントが顧客向けにパーソナライズされたWebサイトを作成 - AdobeがAIエージェントを導入し、自動でパーソナライズされたWebサイトをデザインし、顧客体験を向上。

AI検索エンジン、精度と信頼性に課題 - Adobe Analytics、Google、Perplexity、OpenAIなどのAI検索エンジンは進化しているものの、検索結果の精度と信頼性の問題に直面。

🤳 ソーシャルメディア

YouTube Shorts、著作権問題を考慮しながら編集ツールをアップデート - YouTube Shortsが編集機能を強化しつつ、著作権問題への対応を進め、ユーザー体験の向上を図る。

Snapchat、映画・TVファン層を活用しエンゲージメント向上へ - Snapchatが映画やTVのファン層を活用し、新機能を導入してユーザーの交流を促進し、ブランドとの連携を強化。

🔬 研究

AIの長時間タスク処理能力を測定する研究 - AIシステムの長時間タスク処理能力を評価する新指標「50%-タスク完了時間」を提案する研究が発表され、AIの自律性向上が示唆される。

⚖ 法律

JD・ヴァンス、副大統領がAI規制緩和を主張 - JD・ヴァンス副大統領がAI規制の緩和を提案し、技術革新の促進とアメリカの労働者やテック業界への利益を訴える。

🔌 これに接続して

NvidiaのCEO、ジェンスン・フアンがGTC 2025の基調講演を行い、AIコンピューティング、オープンソースソフトウェア、ロボティクスに関する重要な進展を発表した。主な発表内容には、Blackwell Ultraプラットフォーム、Dynamo推論システム、Disney ResearchおよびGoogle DeepMindと共同開発した「Blue」ロボットが含まれる。

  • Blackwell Ultraプラットフォーム: NvidiaのBlackwell Ultraプラットフォームは、前世代のHopperと比較してAI性能が40倍向上。

  • Dynamo推論システム: オープンソースのDynamoシステムはAI推論モデルを加速・スケールし、AIファクトリー向けのOSとして機能。

  • 「Blue」ロボット: Disney ResearchとGoogle DeepMindと共同開発された「Blue」は、スター・ウォーズにインスパイアされたロボットで、Nvidiaのロボティクス技術とNewton物理エンジンの進化を示す。

  • General Motorsとの提携: NvidiaはGeneral Motorsと協力し、車両、工場、ロボット向けのカスタムAIシステムを開発。Nvidiaのアクセラレーテッドコンピューティングプラットフォームを統合。

  • 製品ロードマップ: Blackwell Ultraは2025年末にリリース予定。その後、2026年にVera Rubinプラットフォーム、2027年にはVera Rubin Ultraを投入し、急速なイノベーションサイクルを継続。

🦾 NvidiaはAIブーム初期に築いたリードを維持するために、頻繁なハードウェアアップデートを提供し続けている。そして今、AIの次なるフロンティアである「インタラクティブなロボット」との統合にも本格的に取り組んでいる。サイボーグとの共存時代に向けた準備をするのに、Disneyとジェンスン・フアン以上の適任者がいるだろうか？

Agentic Marketing Technologies（AMT）は、AIによる自動化を活用してインフルエンサーマーケティングを革新するため、NFX主導のシードラウンドで350万ドルを調達した。同社のプラットフォームは、AIエージェント「Lyra」を活用し、キャンペーン管理の効率化を実現する。

  • AI駆動のキャンペーン管理: Lyraは自然言語を用いてインフルエンサーとコミュニケーションを取り、キャンペーンの予約、結果の追跡、支払い処理、問い合わせ対応を自動化。

  • 自律的なインフルエンサー選定: プラットフォームは、特定のキャンペーン目標に合ったインフルエンサーを自動で特定し、最適なターゲティングを実現。

  • 技術統合: OpenAIの汎用モデル、GoogleのGeminiのマルチモーダル分析、Hume AIのトーン評価を組み合わせ、個々のインタラクションを最適化。

  • 運用効率の向上: AI自動化により、従来インフルエンサー1人あたり9時間かかっていた管理作業をわずか5分に短縮し、生産性を飛躍的に向上。

💁‍♀️ 既存のインフルエンサーマーケティングプラットフォームは、人手に大きく依存し、使用料も高額なものが多い。エージェンティックAIがこの分野に革新をもたらすのは時間の問題かもしれない。

AdobeはAdobe Summit 2025で、クリエイティブとマーケティングの統合による顧客体験オーケストレーション（CXO）の変革を目指したAI駆動の新機能を発表した。中心となるのは、パーソナライズされた体験を大規模に提供するための「Adobe AI Platform」だ。

  • Adobe Experience Platformエージェントオーケストレーター: Adobeおよびサードパーティのエコシステム全体でAIエージェントを構築・管理・統合できる機能を追加し、顧客エンゲージメントと業務効率を向上。

  • Adobe Fireflyの拡張: 商業利用可能な生成AIモデルをFireflyに統合し、コンテンツ制作の効率化とブランドの一貫性を確保。

  • Adobe GenStudioの強化: コンテンツ制作、管理、配信のプロセスを最適化し、マーケティングキャンペーンの市場投入スピードを加速。

  • 戦略的パートナーシップ: Acxiom、AWS、Genesys、IBM、Microsoft、Publicis Groupe、RainFocus、SAP、ServiceNow、Workdayとの提携により、AIエージェントの相互運用性を強化し、統合された顧客体験を推進。

  • Adobe Experience Cloudの成長: 2024年度の売上は前年比50%増、新規顧客数は30%増を記録し、年間1兆件以上の体験を支援。

🎨 Adobeはこれまでクリエイティブ分野を独占してきたが、近年、安価なAIツールを提供するスタートアップが急増している。そのため、より大規模なエンタープライズ市場へのシフトは、Adobeにとって合理的な戦略といえるだろう。

 🆕 更新

📽️ 毎日デモ

🗣️ 対話